こんにちは。よっしーです。
今日の英語のライティングmini講座は能動態と受動態というテーマで進めて行きたいと思います。
少し理解を深めることで英語で文章を書く力がぐっとアップしますよ。
簡単な英文例で説明していきますので、気負わず楽しみながら学んでくださいね。
難しく考えず「あ〜そういう効果があるんだな〜」くらいの理解で大丈夫です。
目次
能動態(Active Voice)と受動態(Passive Voice)について
今日のテーマである能動態・受動態についてですが、久しぶりに聞く日本語かもしれませんね?(笑)
漢字で書くとなんだか難しく見えてしまいます。。
能動態は簡単に言うと主語、動詞、目的語の順で成り立つ文章構成のことです。
(誰が何をした、という様な単純な構文をイメージしていてOKです。)
一方、受動態は主語となる人物などをby~という形で文章の後ろに持ってくる構文です。受け身、と言った方が馴染みがあるでしょうか。
(分かりにくいかな?)
簡単な英文で比べてみると分かりやすいですね。
I helped him.(能動態)
He was helped by me.(受動態)
上記例文の様に主語と述語のあるほとんどの英文は、能動態と受動態、どちらで書いても同じ意味を成します。
ですが、受動態で書くとややこしく、遠回りな印象になってしまうのです。
受動態は書き手の意思が読み手に正確に伝わりづらい、ことが多いのです。
ですが、分かりにくさゆえに受動態は文章に「情緒」を出す効果もあり、感情など表現する時などに受動態は有効に働きます。
基本のライティングは能動態で書くことを意識する
基本的に能動態で書くことを意識しましょう
能動態は受動態よりも直接的で生き生きした感じが読み手に伝わります。
例えば一般書籍、新聞、雑誌などの記事、解説文などを書く場合は分かりやすさ、正確さが求められます。
この様な場合は基本、能動態で書くことをあえて意識しましょう。
逆に小説などで、わざと受動態にしてまわりくどい表現をした方が印象に残る場合もあります。
また、感情を豊かに表現したい、想像力をかきたてたい、という様な場合などには受動態も有効、ということを覚えておきましょう。
ただし、受動態の多用は読み手が混乱するので避けましょう。
能動態と受動態の使い分け
能動態と受動態については色々なケースやシーンによって使い分けます。
が、繰り返しになりますが、基本は能動態で書きます。
本日のレッスンでは能動態と受動態を使い分けるための超基本3パターンを抑えていきましょう。
- 主語(誰が)と動詞(行動)が明確な場合は能動態で書く
- 主語が誰なのかがはっきりしていない場合は受動態で書く方が有効な場合がある
例題でその違いを見てみましょう。
例1)「誰が」がきわめてはっきりしている場合 →→ 能動態で書くべき
下記の2文はどちらも「私はドジャースタジアムで投げた最初の一球をずっと覚えているだろう」、という内容の意味なのですが、どちらが分かりやすいですか?
① My first pitch at Dodger Stadium will always be remembered by me.
② I shall always remember my first pitch at Dodger Stadium.
②の文章の方が明らかに簡潔で分かりやすいですよね?
この場合、初球を「覚えている」のは「私」以外考えられません。
主語が明確なので能動態で書く方が適しています。
例2)「誰が動作を起こしたか」がはっきりしている場合 →→ 能動態の方が分かりやすい
① Yoshi was pecked by a duck. (ヨシはアヒルにつつかれた)
② A duck pecked Yoshi. (アヒルがヨシをつついた)
この場合の動詞はpeck(つつく)ですね?このつつくという行動(動作)をしたのはヨシではありません、アヒルです。
アヒルが主語であることが明確なため、能動態でアヒル( A duck)を主語とする文章②の方が自然に見えるのです。
しかし・・・
もしこの場面から突然「アヒルが登場する」という様なストーリーならば、①の受動態を使うことで「アヒルの登場」を印象付けする効果があります。
例3)主語(誰が)がはっきりしていない場合 →→ 受動態を使った方が良い
① My bicycle was stolen last night.
② Somebody stole my bicycle last night.
この場合誰が自転車を盗んだのか分かりません。
この様に誰(主語)がはっきりしていない場合は目的語(自転車)を最初に持ってきて受動態の文章にする方が読者には自然にみえます。
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いかがでしたか?
能動態と受動態の使い方についてははっきりとした決まりはありません。
なぜなら文法上は両方とも間違っていないからです。
よって筆者の癖や好みによっても見解は違ってくるかもしれません。
しかし、上記の主語、動詞の明確性で書き分けるやり方を覚えておくと英語のライティングには非常に便利です。
また、基本のライティングは能動態で、そしてよりドラマティックな表現にしたい時のみに受動態を要所で使う、という使い方も併せて覚えておきましょう。
以上、英語のライティングの際に参考になれば幸いです。
See ya next time!
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