英語のライティング mini講座 ⑬ 強調したい語句の配置について

英語のライティング mini講座 ⑬ 強調したい語句の配置について

こんにちは!

翻訳業をしているよっしーです。

今日は英文作成における強調について少し学習してみようと思います。

強調といっても文字を太字にしたり、色をつけたり、という文字装飾での強調の仕方ではありません。

文字装飾での強調はオンラインでは可能ですが、紙媒体では容易でありません。

そのため、ライターは何を強調したいのか読み手に伝える文章の工夫が必要になってきます。

今日のmini講座では強調のコツを日本語との違いなどの解説を交えてお話ししたいと思います。

強調したい語句は最後尾に置くと効果的

早速ですが・・・

英文ではライターが強調したい語句は文章の最後尾に配置すると効果的と言われています。

※日本語ではそうとは限りません。(理由は後述します)

もちろん強調したい語句を最後尾に配置できない場合もあります。

しかし、英文では強調したい語句はピリオドの直前に配置すると読み手の目に留まりやすい、ということを覚えておきましょう。

例文で解説していきます。

(例題)

Maple is recently used more often for making bats, because of its durability.

(メイプルは近年その耐久性からバット製作に以前より多く使われている。)

この英文で一番印象に残る言葉は何ですか?

メイプル(maple)

バット(bats)

耐久性(durability)

この文章ではこの3つの語句がポイントになっていますよね。

前後の文章によって一番強調したい語句は変わりますが、ここでは仮に「bats」を一番ライターが読み手に伝えたい語句とします。

しかし、一番重要な単語である「bats」は文中にあり目立ちませんね。

人は文章を見て瞬時に概要を把握する能力を持ち合わせています。

その際に真っ先に目に入るのは先頭と最後尾にある単語なのです。

上記の文章ではメイプル(Maple)と耐久性(durability)がまず認知されます。

バット(bats)が一番目立つ英文にするにはどうしたら良いか考えてみましょう。

強調させたい語句を意識した文章にしてみよう

最初に述べた様に強調したい語句は最後尾に配置します。

「バット」が最も目立つようにbatsを最後尾に持ってくる文章に変えてみましょう。

Because of its durability, maple is recently used more often for making bats.

これで最初の文よりもbatsを強調させたい文になりました。

さて、和訳を考えてみましょう。

訳例①: その耐久性から、近年、バット製作にメイプルが以前よりも多く使われている。

訳例②: バット製作にはその耐久性から、メイプルが以前よりも多く使われている。

訳例③: バット製作には、メイプルがその耐久性から以前よりも多く使われている。

この様に色々な和訳が考えられますね。

日本語に訳す際は、英語と反対で強調したい語句を先頭に配置すると効果的な場合が多いです。

英文は最後まで読まないとライターの意図やキーワードが分からないことがよくありますので、最後尾の語句までしっかり読み込む癖をつけましょう。

✅ 英訳:最後尾に配置している語句がキーワードかもしれない、ということを覚えておきましょう。

強調:練習問題

さて、強調したい語句は最後尾に、ということを学習しましたね。

少し難易度を上げた文章で練習してみましょう。

ルールは同じです。

Dementia treatment has hardly advanced in medical science since that time, though it has advanced in many other ways.

Q:この英文でライターが強調したい語句は何でしょう?

A:dementia treatment(認知症の治療)ですね。

この「認知症の治療」を強調させた文章に直してみてください。

ヒント:dementia treatmentを最後尾に配置して文章を完成させてくださいね。

(修正後)
Since that time, medical science has advanced in many ways, but it has hardly advanced in dementia treatment.

最後尾はdementia treatmentだと分かっても、文頭に何を持ってくるか悩まれたでしょうか?

修正後の英文は一例であって、他にも文章は色々考えられますね。

文頭のSince that timeを省略したり、他の言葉(since〜や、for many yearsなど)に言い換えても良いかと思います。

また、Thoughから始まる文章にしても良いかと思います。

とにかくキーワードである「dementia treatment」を最後尾に配置するとライターの強調したい語句が読み手に伝わります。

強調したい語句は先頭の方が目立つのでは?という疑問

強調したいならばその語句を先頭に持ってきた方が目立つのでは?と疑問を持たれる方もいるかと思います。

確かに日本語では強調したい語句は先頭に配置することが多いのです。

しかし、、

英語では文頭は重要度の低い単語が配置されることが多いのです。

今日の例題で使った、becauseやsince、またはitや theyなど、英語ではストーリーの中で重要度の低い単語が先頭にくることが多いのです。

《先頭に配置されることが多い単語例》

代名詞 (I, You, He, Theyなど)

前置詞 (Because, By, Withなど)

副詞 (What, Why, Whileなど)

考えてみると、英文ではこれらの語句が文章の先頭に配置されていることが多いですよね?

そのため、英語で物事を考えるネイティブには文頭の語句はあまり印象に残りません。

強調したい語句を先頭に配置する方法は英語においてはあまり有効ではないのです。

先頭に配置された語句は一見、目立ちそうですが、英語の構文の成り立ち上、実はあまり目立たないのです。

日本語と英語では理解の仕方が異なる

私たち日本人は重要なことを最初に話すことが多いことにお気づきですか?

それは口語であっても文語であっても変わりません。

口語の疑問文になるとその違いがより明らかになりますので比較してみましょう。

(日本語)

例①:銀座のスタバ知ってる?

例②:駅まで歩いて行ける?

この様に、日本語では多くの場合、強調したい語句を先頭に配置する傾向があり、また、その方が読み手も理解しやすいです。

また、日本語は例題のように「誰が」を省略しても文章が成り立つので強調したい語句を先頭に配置しやすい、という特徴もあります。

日本語では重要な語句を最後尾ではありませんが、後方に配置して強調する方法もありますね。

「実は○○だったのだ。」みたいな感じですかね。

しかし、それは相手を驚かす場合などで強調というより誇張に近く、限られた場合です。

一方英語ではどうでしょうか?

(英語)

例①: Do you know Starbucks in Ginza?

例②:Can you walk to the station?

重要語句であるGinzaやstationを先頭に配置して、それらを強調する英文は作りづらいですよね?

強調語句は最後尾:強調したい語句を先頭に配置しづらいのは英語ならではのルール、として覚えておきましょう。

まとめ:強調したい語句は最後尾

今日学習した内容は1つだけです。

強調したい語句は最後尾」というとこだけです。覚えておいてね。

ライターが文章の中で何を強調したいのかが最後尾の単語を見て気づくことがあります。

翻訳をしていて、ダラダラと書かれている英文で何が言いたいのか分からないな〜なんて時に最後尾にキーワードがあった、なんてこともありますよ。

「最後尾にキーワード」は英文を書く時にも役立つコツかと思います。

ぜひ覚えておきましょう!

My Favorite Coffee【有楽町:ストーン】

My Favorite Coffee【有楽町:ストーン】

おつかれさまでした!

日本語と英語の違いを理解しておくと翻訳や英文作成に役立ちますよ〜。

言語って面白いですよね?

さて、今日のa cup of coffeeはJR有楽町駅からすぐの有楽町ビルヂングにあるストーン 有楽町ビル店のカフェオレ(700円)です。

適度に濃くてくせになるおいしいカフェオレです。

昭和感たっぷりのビル、店内、たまりませんね〜。

有楽町ビルヂングは2023年に取り壊しが決まっているそうです。

昭和がまたひとつ姿を消すと思うと残念でなりません。。

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ストーン 有楽町ビル店

住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目10−1 有楽町ビルヂング 1F

TEL: 03-3213-2651

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See ya next time!