こんにちは。
翻訳業をしているよっしーです。
みなさんは英文を書く時にハイフンを使っているでしょうか?
実はハイフンの使い方は一定のルールはあるものの、使い方はライターのセンスに頼る部分も結構あるのです。
英語を使って仕事をしている方は、ハイフンを使いこなせると他との差別化に役立つかも?
本日は基本的なハイフンの使い方について学んでみましょう。
目次
【ハイフン】レッスンの進め方
おそらく多くの方がハイフンについて深く考えたことがないかもしれません。
実はハイフンは句読点の一種なのです。
以下の3つのポイントを中心にハイフンについてのレッスンを進めていこうと思います。
- ハイフンは2つ以上の単語を結合し、形容詞の役割を果たす単語を作る役割
- ハイフンで結合された単語の後には名詞を配置する
- 数字によく使うハイフン
ハイフンは文中でどんな役割をするのか、どのような場合にハイフンを使うのか理解を深めながら読み進めてください。
名詞の修飾語同士をハイフンでつないで形容詞化
みなさんも見たことがあると思いますが、複数の単語をハイフンでつないでひとつの単語にすることがあります。
ハイフンでつながれた語句は通常、文中で形容詞の役割をします。
つまり、ハイフンでつながれた語句は名詞の修飾語になります。
例をいくつかあげてみますね。
- one-way street(一方通行の道)
- rock-hard bread(石の様に固いパン)
- snowy-white bird(雪の様に白い鳥)
- long-term relationship(長期に渡る関係)
ハイフンで繋がれた語句は、それぞれ後に続く道、パン、鳥、関係という名詞を修飾する形容詞の役割をする単語になっていることが分かると思います。
このように後に続く名詞を修飾するための2つ以上の単語を組み合わせて形容詞として使用される場合、必ずハイフンを入れる、と覚えておきましょう。(ごく稀に例外あり)
《ハイフンの役割》
- 意味を分かりやすくする
- 後に続く名詞を強調する効果
- 平坦な文章にアクセントを加える
ハイフンはこれらの役割の他、独立したひとつの単語としても文章に使われることもあります。
続いてハイフンの使い方について2項目に分けて注意点をまとめているので参考にしてください。
ハイフンの有無で意味が変わる
ハイフンを入れた場合と入れなかった場合で全く別の意味になってしまうことがあります。
例でその違いを見てみましょう。
(ハイフンあり)
I saw a man-eating shark on the boat yesterday.
私は昨日ボートで人食い鮫を見ました。
(ハイフンなし)
I saw a man eating shark on the boat yesterday.
私は昨日ボートで鮫を食べている男を見ました。
この様に、ハイフンの有無でびっくりするくらい意味が変わってくる場合があります。
どちらかと言うとハイフンを入れるべき箇所に入れなかったために失敗する例が多いようです。
名詞を修飾しない場合はハイフンは不要
ここまでは名詞の前に配置する2語以上の修飾語の間にはハイフンを入れる、という話をしてきました。
2語以上の単語の後に名詞を配置しない場合はその2つの単語間にハイフンは配置しません。
つまり、形容詞の役割をしない連結語間にはハイフンは不要ということです。
先に出てきた単語を例に説明したいと思います。
- one-way street(一方通行の道)
- rock-hard bread(石の様に固いパン)
- snowy-white bird(雪の様に白い鳥)
- long-term relationship(長期に渡る関係)
それぞれ連結語の後に修飾される名詞を置かない文章にしてみますね
● Is this street one way?
● The bread is rock hard.
● The bird on the tree was snowy white.
● I hope the relationship with your company will be a long term.
この様に複数の単語を並べる場合であっても、名詞を修飾しない場合には、ハイフンを使った連結語にしません。
ハイフンはあくまでも基本は名詞を修飾する複数の単語間に配置する句読点です。
どんな単語をハイフンで繋げることができるの?
どんな単語でもハイフンでつないでいいの?と疑問を持った方もいるかもしれませんね。
以下、ハイフンで繋ぐことができる単語の種類の組み合わせです。
- 名詞+名詞
- 名詞+形容詞
- 形容詞+名詞
- 形容詞+形容詞
ここまでの例の英文は全て上記の組み合わせのどれかになっています。
副詞はハイフンでつなげるの?
上記の組み合わせに副詞が入っていませんね。
英語の文法上、副詞の直後には名詞は配置しません。
一方、副詞の直後に形容詞は配置できます。
しかし、副詞+形容詞の組み合わせにはハイフンは不要です。
例で確認してみましょう。
(誤)It is an impossibly-easy recipe to make a pie.
(正)It is an impossibly easy recipe to make a pie.
Impossiblyは副詞でeasyは形容詞ですね。
両者の間にはハイフンは不要です。
ーー
(誤)I saw an amazingly-cute cat at the pet shop.
(正)I saw an amazingly cute cat at the pet shop.
副詞は独立して使用されるか、形容詞を強調する目的で使われます。
ハイフン使用のルールである「名詞の修飾」に当てはまらないため、副詞+形容詞の間にはハイフンが来ることはありません。
ハイフンを入れるべき語句、不要な語句
ここまでハイフンの使い方の基本をお話ししてきました。
ハイフンの使い方として「ハイフンを入れるべき」語句と「ハイフン不要」の語句があるので解説します。
必ずハイフンを入れる語句
以下の様な語句は必ずハイフンを入れることによってひとつの単語として認識、使用されている例です。
- father-in-law
- five-year-old
- ex-husband
- self-taught
- factory-made
これらの語句間には必ずハイフンを入れる、と覚えておくしかありません。
言うまでもありませんが、mother-in-law、 six-year-old、 ex-wifeなども同類です。
冒頭で多くのハイフンの有無は「ライターのセンスに頼るところがある」と言いましたが、これらの語句はセンスは関係なく必ずハイフンを入れます。
ハイフン使用のルールは同じで、ハイフンでつないだ語句の直後には通常名詞を配置します。
highとlowに使うハイフン
なぜなのかは不明ですが、highやlowの後に「修飾語+名詞」と配置する場合にもハイフンを使います。
以下の様な場合です:
- high-interest rate
- low-income family
- high-octane gasoline
- low-pressure system
- low-level vision
名詞を修飾する単語の前につくhighとlowにはハイフンを使う、と覚えておきましょう。
ハイフンを入れない語句
ハイフンを必ず入れる語句とは反対に入れない語句もあります。
その多くは時代とともにハイフンが無くなった、という言い方の方が正しいかもしれません。
- bookstore
- bellboy
- fireman
- superman
- notebook
これらの語句は元々は2語をハイフンで繋いでいたのにいつの間にか1語になっている語句の代表です。
e-mailなどはここ10年ほどでemailにいつの間にか変化していましたね。
ハイフンは本来、特定語句を強調したい場合や、意味をはっきりさせるために使うのが目的、と説明しましたね。
特にハイフンでつながなくても意味を成す語句はハイフンを省略する傾向であると言えます。
これらの単語の様にハイフンが省略される語句は増えていくと考えられています。
数字の表記に使われるハイフン
数字を文字として表記する場合にハイフンがよく使われるのでその例を挙げます。
21から99までの数字に使うハイフン
数字の場合、ハイフンを入れなくても意味が通じる場合が多いのですが、正式な英語のライティング法では21から99までの数字にはハイフンを使います。
例)
● I bought twenty-three bottles of water yesterday.
● I’ve got one hundred fifty-two of cakes to display at the show.
形容詞として使う数字にハイフン
数字を形容詞として使う場合にハイフンを使用します。
例)
● I had a three-day weekend.
● His five-minute speech was long enough to be bored.
● The landmark of the village is third-story building.
いずれの数字も後に続く名詞を修飾する形容詞の役割をしています。
分数を表す数字に使うハイフン
分数を表す場合(数字・単語)にもハイフンが使われるので例で見てみましょう。
数字を使わない分数を表す単語にはhalf、third、quarterなどがあります。
これらを使って「何分の1の何」などと説明表記する場合にはハイフンを必ず使います。
● A quarter-million dollars is in my father’s savings account.
● The recipe asks for one-third of a mango and some lemmon.
● Your future plan is half-baked.
My Favorite Coffee【ル・カフェドトール 銀座店】

いかがでしたか?
たかがハイフン、されど、ですよね。
ハイフン、なかなか奥が深い、と思いませんでしたか?
ハイフンを効果的に使うと文章にメリハリができるのでぜひ使ってみてくださいね〜
さて、今日のa cup of coffeeはザギンにあるル・カフェドトールのカプチーノです。
かなり広い店舗ですが、午後には外国人でいっぱいになります。
ここは日本か?って思っちゃいます。。
普通のドトールと違う豆使ってんのかなぁ?カプチーノ、おいしいよ。
銀座4丁目の角にあります。
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ル・カフェドトール銀座店
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目7−2 三愛ドリームセンター 1F
TEL:03-5537-8959
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13014421/
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See ya next time!
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