ハワイに留学した ー もちろん遊び目的でしょ?
どうしてもハワイと言うだけで「英語を学ぶ場所ではない」という印象ですよね。
実はハワイはこれから英語学習を始めるという方には最適な環境なんです。
目次
【ハワイ】英語学習を始めるのに最適な場所なワケ

英語を身につけたい、アメリカに留学したい、と考え始めた時ハワイは選択肢にありますか?
ハワイはご存知の通り他州とは違って日本語が通じる場所があったり、旅行だけなら言葉の不便さをあまり感じない特別な場所です。
ですが、暮らしてみれば実際は英語ができなければそれなりに生活も不便です。
日本語や日本人に甘えるのではなく、その恵まれた環境を上手に利用しましょう。
ハワイを英語を学ぶ場として選ぶ理由
どういう理由でハワイを留学先に選んでいるのでしょうか。
2つの大きな理由があげられます。
環境の良さや安全面など居住面での安心感
銃社会アメリカですが、ハワイ州は拳銃を所持しての外出はできません。
他州では昼間でも気を張って外出しますが、ハワイは治安という意味では全米トップクラスかな、と思います。(もちろんハワイでも気をつけましょう)
観光客も多いため警察が街に多くでている、ということも治安の良さにつながっているのでしょう。
アメリカ本土ではついていけないかもしれない、という不安感や恐怖感
英語上級者は別として、それほど英語が話せない場合は語学留学でいきなりアメリカ本土に渡るのに勇気がいる方も多いかもしれません。
海外生活への不安や恐怖を少しでも軽く英語を学びたい、とハワイを選ぶ方も多いです。
最初にハワイで勉強して英語が上達してきたら本土に渡る、というステップを踏む人も少なくないのです。
この不安や恐怖は日本人だけでなく他国からの学生も同じのようです。
ハワイの人の英語は聞き取りやすい?

ハワイ独特のアクセントはありますが、ハワイの人々が話す英語は全般的に私達日本人には聞き取りやすい英語です。
私は本土に先に住んでからハワイに引っ越してきて英語がとても楽な言語に感じました。
ハワイのもともとの言語、ハワイ語は「A E I O U」の5つの母音を使っていました。
ハワイの人々の英語の発音にその名残が今も残っているのではないかと考えられます。
日本語は「あいうえお」の5つの母音を主に成り立っていますから、共通するところがありそうですよね。
ハワイの人々の英語の特徴
ハワイ大学(University of Hawaii)の言語学を学ぶ学生がハワイでの英語の話し方の特徴とその理由について話してくれました。
①話し方が比較的ゆっくり
理由:競争意識が低いため自分をよく見せることよりも相手に聞いてもらえるように話す意識が無意識に働いているため。
②単語単語をはっきり発音する
理由:語尾を次の単語にくっつけて曖昧な(より流暢に聞こえる)発音にしない傾向(ハワイ語の発音に由来すると考えられる)
③長文を話さない傾向
理由:ハワイなどの島国には自分の主張を長々とひっぱるのではなく、相手との会話のやりとりを楽しむ人が多い故。
④難しい単語はあまり使わない傾向
理由:本土の人は競争意識が強く、意図的に専門的な言葉や表現を使い自分を高く評価してもらうよう努めるが、ハワイのような島国はその傾向が薄いため。
ハワイの人は日本語を聞く耳をもっている
ハワイは日系の多い島なので日本語、日本人というものに慣れ親しんでいます。
なので日本人と分かると、意識的なのか無意識なのかゆっくり話してくれたり、一生懸命聞こうとしてくれているのが分かります。
他州の人よりも日本に対して興味が強いんですね。
興味がある相手の話って聞きたくなりますもんね?
聞く姿勢がある環境
日本人同士でもそうですが、相手が自分の話を聞いてくれている、と分かると話しやすいですよね。
逆に、「あ、コイツ聞いてねえな」って思うと話したくなくなりますよね。
それが不慣れな外国語であればなおさらです。
ハワイの人々には聞く姿勢があり、私達が話すのを自然体で待ってくれています。
自信のない英語を話す際、萎縮してしまいがちです。
英語を学ぶ環境という意味ではハワイの「聞いてくれる耳」はとても有効に働いてくれています。
ハワイの語学学校には英語初心者が多く集まる場所
ハワイで勉強する場としてはハワイ大学やコミュニティカレッジ、語学学校があります。
その中で英語初級者は語学学校から始めましょう。
英語力をつける、という意味では語学学校へは少なくとも半年、できればそれ以上通う準備と覚悟が必要です。
授業を受けるにあたってある程度の英語力が必要な大学やコミュニティカレッジへの進学を考えている場合も同様です。
ハワイでの進路の考え方
中級程度の英語力がないとハワイ大学やコミュニティカレッジには入学できません。
語学学校にはまず将来の進路を目標に立ててから入学しましょう。
学習はどんな学習においても必ず目標を立ててから開始しましょう。
目標がない学習は失敗する可能性が高いです。
語学学校を卒業したらどうする?
③アメリカ本土の大学等に進学する
④日本に帰国し英語力を活かした仕事に就く
語学学校を何年何月までに終え、その先どうするのかなど具体的なプランを考えてから入学するようにしましょう。
もちろん英語力が足りないと思えば学ぶ期間を延長することは可能ですが、予定通りに次のステップに進めるように学習を進めていくようにしましょう。
ハワイは韓国からの留学生が多い
ハワイの語学学校には韓国からの生徒が多く集まります。
彼らの英語のレベルは上級者レベルの生徒もいますが、ほとんどできない超初級者レベルの生徒が多いです。
そして超初級者の割合は日本からの生徒よりも多いと感じます。
英語ができない者同士はなんとかコミュニケーションをとろうと努力します。
そういったことも英語を学ぶチャンスととらえ積極的に話しかけるなどすることが上達につながります。
要所は日本人サービスを使って上手にハワイに暮らす
アメリカの他州では最初からほぼ全て英語で生きていかなければなりません。
それが英語力をつけるには最適な環境かもしれません。
ですが、あなたが英語の初心者であった場合、そんなの無理、って思ってしまいますよね?
ハワイには様々なサービスを日本語で受けることが可能です。
賢く利用しましょう。
銀行や不動産は日本人サービスを使う
銀行や不動産関係など大金がからむ可能性のあることは英語を理解している気になる、理解しているふりをするのは危険です。
後になってこんなはずじゃ・・・といった目に合わないように、英語初心者はぜひ日本人を頼りにしてみてください。
ハワイの大手銀行や一部不動産屋さんには日本人スタッフが常駐しています。
細かいやりとりが必要な場合、片言の英語で挑戦することなく日本人スタッフに対応をお願いしましょう。
銀行でのトラブル例
- 覚えのない引き落としをうまく説明できず取り消してもらえなかった
- 行員の勧めのまま定期預金らしきものに申し込んでしまったが、実は年金タイプで60歳まで引き出せない預金だった・・・
- 手数料が引かれていたが、行き違いであるにも関わらず取り消してもらえなかった
不動産関係でのトラブル例
- 賃貸ではデポジット返却の際の金額の相違が一番多いトラブルです。
- 売買はとにかくサインをする書類がたくさんあるので確認しながら進めないと後で大変なことになりかねません。
- 中古物件の売買などの場合は引き渡しの際の責任の所在をはっきりさせておく必要があります。
日本人だからと言って全て信用しないこと
海外で暮らしているとはやり日本人、日本語というだけで安心してしまいます。
そんな海外での心の弱さを利用している日本人も残念ながらいます。
日本と言う文字に全幅の信頼をおくのは危険です。
日本人だから、という理由だけで全て丸投げせずトラブルを避けるためにも物事は一緒に進めるようにします。
ハワイの文化・伝統工芸を英語学習に活かす

ハワイは独特な文化を過去から育んでおり、それらを学ぶ場も多々あります。
それらを学ぶことは学校で学ぶことができない英語に触れることができるチャンスでもあります。
他州ではあまりこういった経験はできないと思います。
フラ、ウクレレ、ハワイ語など様々
ハワイ文化の代表であるフラやウクレレは一見英語学習にあまり関係なさそうですが、そこから派生する言葉はたくさんあり、英語の学習につながります。
それらの歴史などを調べることなどで更に広域に英語学習ができます。
- フラ
- ウクレレ
- ハワイ語
- レイメイキング(花、葉、シェル、フェザーなど)
- ラウハラ(乾燥させた葉の編みこみ工芸)
- ハワイアンキルト
英語学習と思わず、興味のあることを趣味として始めてみると良いかもしれませんね。
日本人が教えている教室もありますが、せっかくハワイにいるわけですから、地元の先生が教えている教室を選びましょう。
ハワイは英語学習の脱落者が少ないんです

実は留学を決めて渡米したものの途中で帰国する人は少なくありません。
覚悟を決めて、休みの都合をやっとつけて、安くない留学費を支払って渡米したのですから途中帰国はもったいないですよね。
ハワイは学校の途中で帰国する生徒の割合が圧倒的に低いと言われている州です。
それはやはりこれから英語を本格的に学びたい、という人にハワイは様々な面で優しい環境である、ということが言えます。
新しいことに挑戦する時には誰でも不安があります。
最初は日本語の助けが必要だったとしても学校を終える頃には英語で堂々と話しをしていることでしょう。
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