英語のニーズが高まる中、やっぱり海外で生の英語に触れてみたい、勉強したい、と思っている方も多いのではないでしょうか?
英語はアメリカやイギリスだけでなく様々な国で学ぶことができるのです。
海外留学は英語を学ぶだけでなく、その土地の文化、食など生活そのものを体験できる楽しみもあります。
海外留学をしたいな、と少しでも思ったらまずは「どこで英語を学ぶか」、留学先を決めることから始めていきましょう。
目次
【 留学 】どこで英語を学ぶのがベスト?

留学というと真っ先にアメリカが頭に浮かぶかもしれませんが、英語を学べる国はアメリカ以外にもいくつか選択肢があるのです。
どういった環境の下で英語を学びたいか、じっくり考えてから渡航先を決めましょう。
渡航先を決める際、色々な条件を考える必要があります。
①予算②留学の目的
③気候や安全面
④文化や食事
⑤日本からの距離
渡航先決定には上記の5つの主なポイントが挙げられます。
順番に見ていきましょう。
①予算
海外留学にはおおまかに渡航費、留学費、生活費と3つの費用が発生することになります。
短期留学:3つの費用のうち、渡航費用は留学先により大きく差がでます。
長期留学:滞在期間が長くなればなるほど学校に支払う留学費用と生活費がかかります。
短期留学の場合の費用の考え方
留学先によって学校に払う留学費用は少しの差であってもチケット代は10万を超える差が出てくる可能性があります。
1~2週間の短期留学の場合は行ってみたいところ、という基準で留学先を選んでも留学費と生活費には大差はないでしょう。
自分の希望を最優先で良いと思います。
長期留学の場合の費用の考え方
そのエリアの物価なども事前に調べておくなど十分な下調べをしてから渡航先を決定するようにしましょう。
その地区の物価が高いと予算をとんでもなくオーバーしてしまい、お金が無くなってやむなく帰国、というケースもあるのです。
この国で英語を学びたい、という強い希望があるのであれば、準備期間を長めにとることで安くチケットが手に入る場合もあります。
1年間に及ぶ長期留学においては総費用は100万を超えてくるかと思います。
総費用だけでなく、その先の進路なども含め将来のプランをきちんと立ててから実行に移すべきです。
②留学の目的
なぜ語学留学をするのか、なぜ英語を学びたいのか、留学する目的に合った渡航先を選ぶことも大切です。
- 留学先の国で大学進学など希望の進路がある
- 英語力が発揮できる仕事がしたい
- ビジネスレベルの英語が話せるようになりたい
- 日常会話程度の英語力をつけたい
英語を学ぶ以外での留学目的もあるかもしれません。
- 特定の国や地域の文化に興味がある
- 特定の国や地域に住んでみたい
- ホームステイをしてみたい
このように英語習得がメインではない留学目的であっても、語学学校に通うわけですから、英語学習もしっかりがんばりましょう。
③気候や安全面
まず、気候についてです。
気候というのは小さいようで実は結構大きな要素なのです。
こんなに寒いと思わなかった・・
湿度がすご過ぎて耐えられない・・
ちょうど雨季に行ってしまい毎日雨ばかり・・・
などなど、気候・天候が精神面に与える影響は大きく、「英語を勉強したい」というやる気にも影響が出てしまう場合があります。
海外留学先の気候と渡航する時期の天候傾向は事前に調べておいた方が良いです。
次に安全面についてです。
「治安が良い」という言葉を聞いて安心してしまいがちですが、「安全である」という意味ではありません。
- 財布やスマホをポケットに入れて歩かない
- 学校に大金を持っていかない
- 街中でお金を数えたりしない
- 小銭を少し分けて持つ
こんなことしないよ、と思うかもしれませんが、日本人が海外でよくやる行動の代表です。
ちなみに小銭は分けて持っておくのはいざと言うときに救急や警察に電話できるからです。
なお、滞在先の日本大使館や日本国総領事館のホームページに安全情報などが載っているので渡航前に確認しておきましょう。
④文化や食事
日本にもその土地により様々な文化や風習があるように海外でもその土地特有の文化などがあります。
その土地の文化に触れることは海外留学での英語を学ぶ以外でひとつの楽しみでもあります。
踊りや、楽器、風習などそこから興味を持ち留学先に選ぶのも良いと思います。
留学先の食事は苦労が多い
食事というものはたとえ1週間の滞在であっても口に合わないとつらいものがあります。
とにかく日本のように油を使わない食事を摂る習慣のある国は留学先には無い、と思っていてください。
食事が合わないとたちまち体調不良になり勉強どころではなくなってしまいます。
長期留学の場合、和食店や日本食材店などを探し、やがて体調も調整できるようになってきますが、短期留学の場合、体調不良のまま過ごしあっという間に帰国、なんてことになりかねません。
⑤日本からの距離
海外留学する時に日本からの距離なんて気にするの?
気にする人は案外います。
まず短期滞在の場合、そもそもそんなにお休みが取れない人が多いので近場だと便利なのです。
近場の国であれば時差ボケも軽く済むので帰国後すぐに会社に通えるなどメリットがあります。
また、日本に近い故の安心感、みたいのはありますね。
全く気にならない、かえって遠くに行きたい、なんて人も多いですけどね。
これは人それぞれです。
主な留学先の国別情報【メリット・デメリットまとめ】
留学といえばアメリカがまず思い浮かびますが、世界の様々な国に英語を学ぶための語学学校があります。
主な留学先の特徴やメリットとデメリットをまとめてみました。
オーストラリア Australia

留学先としてアメリカと同程度に人気がある国です。オーストラリアは多民族国家であり、留学生に質の高い教育を提供するための「ESOS法」というものがあるので留学生が学習しやすい環境が整っています。人々もとてもフレンドリーです。
オーストラリアは留学の他、年齢制限はありますが、ワーキングホリデーという選択肢もあります。
メリット
湿度の少ない暖かい気候と留学生を歓迎している国なので長期でも快適に学生生活を送れます。
- 学生ビザで働くことができる
- 一年を通して比較的過ごしやすい気候
- 厳しい銃規制もあり治安が比較的良い
デメリット
- オーストラリア特有の訛りがある
- エリアに限らず物価が高め
- 日本人が多め
オーストラリア訛りは日本人には聞き取りやすい方の訛りなのでじきに慣れます。
オーストラリアはこんな人におすすめ
- 気候が温暖で治安の良い留学先を求める人
- アルバイトをしながら学校に通える留学先を希望する人
アメリカ USA

英語を学ぶための留学ならやっぱりアメリカかな~と思われる方も多いことでしょう。
アメリカといっても東海岸、西海岸、北部、南部、ハワイ州にまで渡り、留学先はアメリカと言えど場所の選択肢にかなり幅があります。
気候や文化などエリアによって様々です。
ニューヨークのような大都会、フロリダやハワイのような美しい海辺、ワイオミンのような美しい山々が連なるエリア、西海岸の環境の整った数々の都市など、ホントに様々なのです。
メリット
アメリカへの留学のメリットは何と言っても「世界の中心といわれる所で世界に通じる英語」が学べる点です。
国が広大なため選択肢が豊富で、自分の好みの環境や気候から留学先のエリア選択ができるのはこの国ならではです。
- 教育システムが充実した国である
- 学校の選択肢が多い
- ホームステイ先が豊富
- アメリカ国内での進学を考えての語学学校選択ができる
教育の先進国なので短期留学から長期の留学まで質の高い学習が期待できる国です。
デメリット
- 場所によっては物価が高く生活費がかかる
- 場所によっては訛りがある
- 日本人が多い
オーストラリア同様、日本人が多い国です。
日本人が多いことはメリットにもなりうるのですが、英語を学ぶ環境という点からデメリットとしました。
日本人が周りにいるとどうしても甘えてしまいますから。
アメリカはこんな人におすすめ
- 自分の好みや目的など幅広い選択肢の中から学校を選びたい人
- 世界の中心地で高い水準の英語を学びたい人
カナダ Canada

アメリカの次に大きな国土を持つ国で自然も豊かでエリアごとの四季の美しさが魅力です。
英語とフランス語が公用語でいたるところでアメリカとヨーロッパ、両方の雰囲気が味わえます。
メリット
- 留学生が学びやすい環境が整っている
- 留学費用がアメリカより安く済む
- 訛りがほとんどない
広大な国で移民が多いにもかかわらずどのエリアでも訛りがほとんどなく、話すスピードもゆっくりで英語の学習がはかどります。聞き取りやすいからかリスニングスキルの上達が速いです。
デメリット
- エリアによっては北海道より寒い
カナダの心配事は天候と寒さです。雨も割りと多く、エリアによっては氷点下10度、20度まで下がる季節があります。
寒いのが苦手な方は学校を選ぶ際には時期や場所には注意が必要です。
カナダはこんな人におすすめ
- 高い水準で、かつマイペースで学べる環境が整っている留学先を求める人
- アメリカとヨーロッパの両方の雰囲気を味わいたい人
イギリス United Kingdom

イギリスは教育水準が高く、本場のブリティッシュイングリッシュが学べるという魅力があります。
ヨーロッパ各国からこの国に英語を学びにきます。そのためどの学校も日本人の比率が低く、英語を学ぶ環境としてはかなり良いです。
メリット
- 質の良い英語教育が受けられる
- ヨーロッパ各国に旅行しやすい
- 日本人が少ない
デメリット
- 都市部は特に物価が高い
- 曇りや雨の日が多い
イギリス、特に留学先として人気のロンドンは物価が高いため、長期留学の場合は生活費などの負担が大きくなるので十分な下調べや事前準備をしてから渡航することが望まれます。
イギリスはこんな人におすすめ
- イギリスを含め海外での大学進学、転入などを考えている人
- ヨーロッパ各国に興味のある人
アイルランド Ireland

イギリスの北アイルランドと接しているアイルランド島で別名エメラルド島と呼ばれる自然豊かなところです。
島の人々はとてもフレンドリーでヨーロッパでは治安の良さで知られています。
イギリスへの留学を考えている方はアイルランドも候補に入れておくと良いでしょう。
メリット
- イギリスより物価が安い
- 日本人が少ない
- ホームステイ先が多い
親しみやすい人々とアイルランド独特の文化や豊かな自然などの理由から留学先として人気が高いですが日本人留学生の割合は少なめです。
デメリット
- 交通はやや不便を感じる
- 独特のアクセントがある
- 全体的に地味な印象
長期滞在の場合、島に華やかさはないため、自然にあまり興味がない人には退屈に感じるかもしれません。ハワイのように自然と観光地が一体化した様なにぎやかな島ではありません。
アイルランドはこんな人におすすめ
- 物価の安いところでイギリス英語を学びたい人
- 美しい自然のもと、ホームステイを体験してみたい人
ニュージーランド New Zealand

2022年度の世界平和度指数では2位になるなど世界でも治安の良さには定評があります。
高い教育水準を保つため国が大学を管理し、語学学校も「NZQA」という政府機関で品質の評価をしていますので学校を選ぶ際の参考になります。
メリット
- 高い教育水準のもと学習できる環境
- 学生ビザで就労できる
- 先進国の中では物価、留学費用ともに低め
- 四季があり、極端な気候でなく過ごしやすい
その他、大自然を満喫できる、ワーキングホリデーがあるなどメリットの多い留学先と言えます。
デメリット
- 店やレストランの閉店時間が早い地域が多い
- 万年の水不足から水の使用制限がある
オークランドのような都市はありますが大都市ではなく、多くの地域が自然が豊かな分、やや不便を感じるかもしれません。
誘惑が少ない分、英語の学習に集中できます。
ニュージーランドはこんな人におすすめ
- 治安の良さが第一条件の人
- 語学学校の水準の高いところで学びたい人
南アフリカ South Africa

南アフリカと聞いて何で留学先なの?と思われる方も多いかもしれません。
「ジャングルや平原で槍を持った原住民が獲物を追いかけてる」ようなイメージは捨てましょう!
実はかつてイギリスの植民地であったこともあり英語が公用語で、世界でも秀逸の教育機関が集まっている国です。
自然も魅力のある国ですが、都市部は先進国と大差はなく不便なく日常生活が送れるのです。
メリット
- 日本人が少ない環境で英語が学べる
- 多言語国家で英語の他の言語にも触れることができる
- 異色の留学体験ができる
南アフリカへの留学は帰国後も興味をいだかれることが多く、英語力を活かした就職活動にもプラス要素になるかもしれませんね?
現地在住も留学生も日本人が少ないため英語学習に没頭できます。
デメリット
- 治安は良くない
- 日本人、日本語ほぼ無しの生活なので英語初級者には難しい
南アフリカに語学学校は多くあるのですが、日本人には留学先としての認知度がまだまだ低い国です。
ほぼ英語オンリーの生活はメリットにもなり英語力の伸びは抜群です。
治安については都市部を離れた地域での行動には特に注意が必要です。(日本人は目立つ)
南アフリカはこんな人におすすめ
- 日本人がほぼいない英語漬けの留学生活をしてみたい人
- 他とは違った留学経験をしてみたい人
フィリピン Philippines

物価の安さ、日本からのチケット代の安さ、日本から近いなどの理由から社会人の短期留学先として注目を集めています。
1ヶ月の留学費+滞在費を併せても20万もあれば可能でアメリカやオーストラリアなどに比べ半分、またはそれ以下で済むでしょう。
セブ島をはじめ各地に語学学校が豊富にあります。
メリット
- 日本から近い、費用が安く済む、ということで気軽にできる海外留学
- 他国にはないマンツーマンの授業が受けられる授業システム
授業プログラムに追加料金無しでマンツーマン形式を取り入れているのはフィリピン留学ならではの特徴です。
必然的に会話量が圧倒的に多くなり、英会話の上達は早いのは大きなメリットと言えます。
デメリット
- 質は高くてもネイティブ講師ではない
- インフラが整っておらずストレスになる可能性
- 治安は決して良くない
世界第3位の英語使用国であり講師の英語力は高いのですが、当たり前ですが彼らはネイティブではありません。その辺を理解した上で留学先に選ぶ必要があります。
フィリピン人は親日の傾向が強く、プライベートレッスンでは相性が合えばしっかりと教え込んでもらえ、金額以上のお得感を得られる可能性も期待できます。
フィリピンはこんな人におすすめ
- 英語初心者、社会人や主婦などの短期留学
- アメリカなどへの長期留学の前の予備留学
- あまり神経質でない人
「神経質」をあげたのは、日本のように何でも欲しいものが手に入り、水も電気も、更にはWiFiはどこでも使えると思っている人にはフィリピン留学は正直向いていません。
タイ、ベトナム、台湾などのアジア圏への旅行が好きな方には問題ないでしょう!
ドバイ Dubai

中東への留学は治安が不安と思われる方もいるかもしれませんが、実はドバイは世界でも治安が良いことで有名なのです。
国が豊かなため経済は発展し、多くの外資系企業が進出していることもあり、外国人が住みやすい環境を国主導で作り上げています。
治安を重視される方の留学先として良い候補地です。
公式言語はアラビア語で、共通語として英語が日常的に使われています。
メリット
- 授業料や宿泊費は欧米の約半分
- 治安が良く暮らしやすい
- 外国人が暮らしやすい環境が整っている
- 学生でも働ける
日本人も比較的少なく、治安も良く暮らしやすいので英語の初級から上級者までおすすめの留学候補地です。
デメリット
- 自由に飲酒できない
- ラマダンの時期は外食できなくなる
- 食事が脂っぽい(日本食を持参しましょう)
デメリットは飲食に関することばかりになってしまいました(笑)
数年前に訪れた際に食事が合わず苦労しましたので見解が偏ってしまいました。
ラム肉、豆料理、スパイスが好きな方であれば食生活も楽しめます。味付けは自体は日本人好みだと思います。
ドバイはこんな人におすすめ
- 日本人のあまりいない環境で英語を学びたい人
- 治安が良い&予算を抑えた留学先を希望する人
- アルコールを毎日摂らなくても大丈夫な人
日本食や飲酒にこだわりがそれほど無ければドバイは留学先としておすすめです。
ドバイは治安や環境も良く、最新設備を整えている学校や寮も多く、日本人も少ないので英語を学ぶ環境としては大変優秀です。
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留学といっても目的地によって様々な特徴があります。
実りある留学生活を送るために、メリットだけでなくデメリットを十分に理解した上で留学先を決めることをおすすめします。
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