こんにちは。
ネイティブ翻訳に負けない英語のライティングのコツを時々お伝えしていこうと思います。
分かりやすいように、1レッスン1テーマ、短め、miniで進めていきます。
では早速、文章の分割について勉強してみましょう。
目次
文章をむやみに分割しない。【カンマ(,)の上手な使い方】
日本語でも新聞や本、ネットの記事でも「です」「ます」が頻繁にでてくる文章は幼稚に見えると思います。
英文でも同じようなことが言えます。
Do not break sentences in two.
In other words, do not use periods for commas.
文章を2分割しないこと。
カンマ( , )を使うべきところにピリオド( . )を使わないこと、ということです。
英文に翻訳する際などにもピリオドの代わりにカンマを適所で使うだけで洗練された文章に見えます。
ただし、読み手の対象が幼児や子供などの場合はピリオドであえて区切ることで読みやすくなります。
文章を分割しすぎないことに気をつける
では例文で見ていきましょう。
ここでの例はあくまでも英語を書く時(小説、記事など)の手法です。
口語とは違った表現方法ですので区別して考えて読んでみてくださいね。
【例文】
① I met them on Japan Airlines many years ago. Coming from Honolulu to San Francisco.
② She was a skillful performer. A woman who had traveled all over the world and played in a half dozen countries.
【説明】
この2つの文章は、両文とも最初のピリオドはカンマが使われるべきです。カンマの後の文字は小文字で始めます。
英文ライティングのコツ①
when、 who、 that、などで2文をつながずにカンマでつなげる癖をつける。
最初の文も「文章を2分割するな」と言われたら日本人はおそらく:
I met them on Japan Airlines many years ago when I was coming back from Honolulu to San Francisco.
と言う風につなげるのではないでしょうか?
教科書風な文章ですよね?
小説や記事は教科書の様な文法通りの文章がだらだら続いていては読んでもらえません。
when、 who、 thatなどは口語では有効ですが、ライティングで接続語的に使うとやぼったい文章に見えてしまいます。
カンマを有効に使うことで余分な単語は省けます。
ピリオドが有効な場合もある【強調】
次に逆ピリオドを短文間で使うことで「強調」として有効に働く場合も覚えておきましょう。
例)Again and again she called out. No reply.
このように言葉や表現を強調させる目的であれば短文間でピリオドを使っても差し支えないと考えます。
ですが、書き手はこのようにあえてピリオドで文章を短く区切っているのは単なる統語論や句読点の間違った使い方の様に見えない様に、確実に「強調」であることが伝わる様に、書く必要があります。
※統語論:ここでは句読点がどの語句と統合されているかで理解しやすいか決まる、という意です。
英文ライティングのコツ②
日本人はカンマの使い方をほとんど学校で習わないので英訳や英文作成する際になかなか使いこなせません。
英文を書く際にピリオド、それと「and」や「but」を減らす工夫をすると文章がうまくまとまります。
また文章にメリハリがでます。
メリハリの無い文章は読者を飽きさせます。
いかに読み手の関心をひく文章を書くか、を常に頭に入れておくことが大切です。
確かに、上記の文も「Again and again she called out, but no reply.」だと表現として弱いですよね?
Again and again she called out. No reply.
ピリオドであえて区切ることで「呼んでも呼んでも返事が無い」、という切迫した情景が浮かぶと思います。
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以上、
本日の英語のライティングmini講座は「文章を2分割をしない」という点についてでした。
「文章を2分割しない」で書くくせをつけましょう。
英文ライティングのちょっとしたコツですがネイティブ感を出すには有効ですよ。
ぜひ英文作成や翻訳の機会に役立ててみてくださいね。
よっしーでした。
See ya next time!
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