こんにちは!
炊き立てのごはんとたらこや明太子があれば他は何もいらないよっしーです。
おいしそう!と思って買ったたらこや明太子がイマイチでがっかりした経験はありませんか?
粒々がしっかりしていてめちゃ美味しい!って思えるたらこや明太子ってなかなか無い!って思っている方、多いのでは?
それは・・・
ちゃんとポイントを押さえて選んでいないからです。
最初に言っちゃいます。
たらこや明太子(以下、たらこ)を選ぶ際の必須ポイントは以下の3つです。
● 産地
● 卵の熟成期
● 生 or 冷凍
これらの「美味しいたらこを選ぶポイント」を順を追って解説しますね。
目次
たらこの歴史と産地について
普段私たちが食しているたらこはスケソウダラ(スケトウダラ)、または、真鱈の卵です。
たらこや明太子になるのは主にスケソウダラで、真鱈の子は煮付け用などとして市場に出ることが一般的です。
たらこ市場が日本全国で活発になリ始めたのは昭和初期の頃です。
その頃の北海道近海でのタラの漁獲量は豊富でたらこも国産でまかなえていました。
しかし、年々タラの漁獲量は減少傾向となり、それに伴い国産たらこも激減。
現在では国産たらこはなんと市場の約10%程度まで落ち込んでいます。
国産たらこはいつしか高級品の様な扱いになってしまいました。
現在の国産タラ漁は北海道から東北地方の近海、オホーツク海で行われます。
国産たらこの主な産地は以下になります。
● 虎杖浜
● 羅臼
● 知床
● 石巻
たらこ市場の9割が海外産が現状
国産に代わって現在たらこ市場の9割を占めているのが海外産のたらこです。
以下が主な海外産たらこの産地です。
● ロシア
● アラスカ
● アメリカ
● 韓国産
お手頃価格で手に入るたらこのほとんどはこれらが産地の海外産ですね。
タラはたらこになる卵の他、クセのない白身も世界各地で人気があり需要があることから、養殖も進められています。
養殖が難しいとされているタラですが、近年は韓国やノルウェーでのタラの養殖ビジネスが進んでいるようです。
店頭であまり見かけることはありませんが、ノルウェー産のたらこは養殖なのかも??
タラの卵には熟成期がある
たらこに熟成期があるのをご存知でしょうか?
たらこには産卵までなんと6段階の熟成期があります。
そのうち主に4段階までのたらこが市場に出回っています。
特に貴重な国産のたらこを販売する際にはこの熟成期にこだわることでより高品質で美味しいたらことして仕上がります。
以下がその熟成期です。
- ガム子(未成熟):厚い皮で覆われた未成熟の卵は粒が小さくねっとりとした食感。
- 早真子(未成熟):粒は形成されているが皮はまだ厚く粒感が足りない。
- 真子(成熟):産卵直前の状態。皮が薄くなり、全体に張りがあり粒が大きく、粒感が楽しめる状態。
- 目付(過熟):放卵初期。張りがなくなり食感としては粒感が弱く柔らかい。
1と2の未成熟期のタラの卵はまだ小ぶりで、粒自体もまだ未発達のため、粒々感はあまりなくねっとりとした食感です。
たらこを食べたら皮だけ口の中に残って噛みきれない、なんて経験をしたことがある方はこれらの未成熟期にあたるたらこである可能性が高いです。
3の段階になると、成熟期となった卵は真子と呼ばれ、全体にハリがあり、皮が薄く、卵の粒がしっかりとしており、たらことしてベストな状態です。
4の過塾期以降になると海水が入りこみ、全体にハリがなくなり、卵がぎっしり詰まった感じが失せていきます。
粒も柔らかな食感へと変化していきます。
これらはたらこの加工品などに利用されます。
冷凍されていないたらこを見つけたら買うべし!
たらこは冷凍保存できることから、国内産であっても冷凍販売されているものがほとんど、といっても過言ではありません。
海外産に至っては船上で採卵してすぐに冷凍するため、100%冷凍です。
家庭用の冷凍庫と違い、業務用冷凍庫は低温で急速冷凍するので品質はある程度保たれます。
冷凍技術の発達のおかげで私たちは一年中たらこが楽しめるわけです。
しかし、冷凍することなく採卵後すぐに調味液につけられたたらこを食べると、冷凍たらことの差は歴然です。
特にその食感の違い、たらこ本来のうまみは明らかです。
全体にハリがあり粒々感がしっかりした熟成期に採卵したたらこは是非とも生で食したいものですよね。
粒々感を楽しみたい方におすすめの生明太子
福岡・博多の明太子専門店の島本をご紹介します。
希少な北海道産のスケソウダラの卵を生のまま特製の調味液に漬け込み販売しています。
冷凍品でないため、大手通販サイト、量販店、空港、地元の福岡駅でも販売しない、という徹底ぶり。
たらことして最高の熟成期である真子のみを使用している極上明太子です。
私のおすすめ:スターターセット
以下がスターターセットの中身です。
- オリジナル辛子明太子
- 大吟醸仕込み辛子明太子
- 昆布漬け辛子明太子
- (おまけ:イカめんたい)
- (おまけ:博多おはじき)
おまけが2つもついてくるのもうれしいですが、この中で特に大吟醸仕込みの明太子は絶品です!
炊き立てのごはんの上に3種を乗せていただく時のこの上ない幸せ感、たまりません。
塩加減も濃すぎず、お酒のあてにも最高ですよ。
もちろん冷凍ではなく冷蔵で届くので生のまま漬け込んだたらこ本来の味と食感が楽しめます。
島本の明太子は粒々がしっかりしていて、ぷっくりした明太子、最高です。
たらこ・明太子ファンの方には一度試してみて欲しいひと品です。
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株式会社島本食品
本社所在地:〒811-0290 福岡県糟屋郡新宮町夜臼2-9-1
TEL: 0120-44-9966
オンラインストア:https://www.hakatamentai.jp/
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まとめ:後悔しないたらこ・明太子の選び方
たらこや明太子を選ぶ時のポイントを改めてまとめておきますね。
- 絶対国産(北海道・東北)
- 卵の熟成期(成熟期である真子を選ぶ)
- 冷凍していない生たらこ・生明太子を選ぶ
国産のたらこや明太子は一般的なスーパーではなかなかお目にかかれなくなってしまいましたし、ましてや熟成期を知ることはさらに難しいかもしれません。
また、大手通販サイトで手に入るたらこや明太子はほぼ100%が冷凍品です。
生たらこ・生明太子を見つけたら「ラッキー!」と思って手に取ってみてくださいね〜。
海外産・冷凍品との違いをきっと舌で感じることができると思います。
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